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白沙村荘

白沙村荘のここがすごい!

日本画家・橋本関雪の美意識がギュッと! 白沙村荘

白沙村荘(はくさそんそう)は、日本画家・橋本関雪がアトリエとして建てた邸宅です。橋本関雪は明治・大正・昭和にかけて活躍した日本画の大家で、この邸宅と付属の庭園の建築・造営も彼自身が指揮をとっています。

白沙村荘は京都市左京区の銀閣寺や哲学の道近くにあり、アクセスも便利で賑やかなところにありますが、一歩入るとそこは静かな別世界。邸宅の敷地は約1万平方メートルもあり、そこに関雪が住んでいた家や3つの画室、それにたくさんの茶室などが点在しています。
特に橋本関雪が屏風の制作を行っていた大きな画室である「存古楼(ぞんころう)」は、絵を描くときに自然光がよく入るようにきちんと設計されています。部屋の内部やここから見える景色も本当に美しく、いつまでもたたずんでいたくなります。
敷地内には「白沙村荘 橋本関雪美術館」という美術館も併設されていて、橋本関雪の描いた日本画もじっくり楽しめます。

白沙村荘を語る時は、お庭の景色も欠かせません。こちらの庭園は伝統的な池泉回遊式庭園で、国の名勝になっています。あちこちに関雪の愛した古い石像美術品が置かれていて、石の肌と緑の木々が織りなす風景にも心が洗われます。
四季折々に違った美しさを見せる邸宅と庭園、そこに見える橋本関雪の美意識のすごさに、訪れるたびに心が癒やされていくように感じます。

文:ひなの

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