コシノジュンコのここがすごい！
和服からアミダばばあまで、さまざまな衣装デザイン
コシノジュンコさんはフジテレビでかつて放送されていたバラエティテレビ番組「オレたちひょうきん族」に登場するアミダばばあの衣装デザインを手掛けたデザイナーです。
アミダばばあの象徴ともいえる体に金庫が付いたデザインは、誰もが思いつきそうで思いつかない衝撃的なものでした。演じている明石家さんまさんの演技と共に人気を博し、北野武さんの演じる武ちゃんマンと並ぶ「オレたちひょうきん族」を代表する人気キャラにまでなれたのは、あの独特の衣装デザインがあったからだと思います。
緑を基調とした衣装に金庫という、いかにもバラエティ番組といった風貌はコシノジュンコさんの他の作品にも表れています。
青を基調とした腰にゆかたの帯がしめられた振袖のような衣装など、和風と用法の調合がうまく掛け合わされ、独創的な世界観をうまく日常生活に取り込んでいるのがコシノジュンコさんの作品の特徴です。
中でも1998年にパリで発表されたファッション作品である、赤を基調として袖がドレスのように伸びている独特なデザインの洋服が気に入っています。ミニスカートで身軽さを感じさせながらも、両袖が長く伸びたデザインで、身軽さの中に西洋の貴婦人の高貴さを感じさせるところが特に好きな点です。
文：ＴＭ0323
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