やなせたかしのここがすごい！
まだまだ惜しまれた作家にて編集者
やなせたかしさんは、漫画家にて絵本作家、詩人でもあり、編集者と、予想以上に幅広く華々しい経歴の持ち主でもあります。
最近では「アンパンマン」の作者としても有名でもあります。
大正生まれの戦争体験者でもあったためか、アンパンマンの正義のテーマは自己犠牲と説明しながらも、
飢えを日常的に感じていた世代ならではの発想なのだと、自己分析をしています。
アンパンマンが大ヒットして著名になる以前のやなせたかしさんの執筆や、普段からの口ぶりには、斜に構えたような一種独特のクセがありましたが、
持ち前の広域な趣味の深さや才能を活かし、編集を自由に任せられ独断ぶりもユニークだったイラストや詩の雑誌の編集長としても采配を振るい、
クリエーターの登龍門として、現在でも著名なイラストレーターとなる人を何人も輩出しています。
「アンパンマン」のストーリーだけでなく、晩年に出演されたニュース報道番組のための取材映像や、残された多数の執筆からは、
好きなこと、面白く思うことにひたむきに取り組んできたやなせたかしさんならではの語り口で、いくつもの言葉やお話が多数残されており、
それを目や耳にする大勢の人達が勇気づけられるはずです。
文：mini
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