にしのあきひろのここがすごい!
前代未聞のアーティスト「にしのあきひろ」
彼が黒のサインペン一本で描く絵は一度見たら忘れられない迫力を持っています。とにかくその世界観に圧倒されます。
彼は若い頃に美術大学への進学を勧められますが、お笑い芸人としての道を選びました。そうです、キングコングの西野亮廣さんです。
そんな彼が一旦お笑いの仕事を休業してアートの道を突き進んでいます。
私がにしのあきひろさんの絵に最初に出会ったのは「Dr.インクの星空キネマ」という絵本でした。黒のサインペンだけで、膨大な時間をかけて細密に描いた絵、こんな絵見たことが無い。とにかくすごいの一言です。芸能人が片手間に出す絵本とは全く違った次元にありました。
こんな絵本があることを紹介したくて小学校の読み聞かせで読みました。星を自由に操ることが出来る「星空コーディネーター」のお話を4年生の子どもたちに読み聞かせをしました。子供たちの絵本を見る真剣な目が印象に残っています。最後に作者の名前を告げたところ「すげー」と言う言葉を子供たちからもいただきました。やっぱりこの絵を見るとすげーと言ってしまうのですね。
とにかく好き嫌いがはっきり分かれる作風でもあります。でも好きであれ嫌いであれ作品を見て、感情が動いているということは感動しているという事です。見た人の心の中に確かに爪痕を残していく、にしのあきひろさんの絵はそういう絵なのです。
今回彼が新しく出す絵本「えんとつ町のプペル」は分業して作られた絵本です。西野亮廣さんがコンセプト画を描きそれを総勢33名のイラストレーターの共同作業により絵本に仕上げました。白黒だけの彼の絵に今回は色がついています。そのクオリティーは絵本の枠を超えていて、やはりすごいとしか言いようがありません。
彼の絵本を機会があったら是非手に取って見ていただきたいと思います。
文:ビッケ
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