カレル橋のここがすごい!
美しいプラハの街の歴史を見つめ続けてきた美しい橋
カレル橋は、チェコのプラハを流れるヴルタヴァ川(モルダウ川)に架かる石橋。プラハを代表する観光スポットとなっています。橋自体が美しい上、西側にはプラハ城、東側には百塔の街があり、その景色は絵のように美しいんです。
カレル橋が造られたのは1402年。街の真ん中に川が流れるプラハでは、橋は重要なものでした。しかし、元々あった橋が洪水で壊れてしまい、街の人は不便を強いられます。そこで1357年、国王カレル4世は新たな橋の建設を命じます。聖ヴィート大聖堂の建設をしていたパルレーシュが設計を担当しました。
工事は困難を極め、完成までに50年近くもかかりました。完成した橋は、長さ515m・幅9.5m。現代の私たちでも圧倒される巨大さです。橋を守るため、それまでの橋より橋面を高くするなどの工夫がされました。そんな苦労のかいあって、600年以上たっても美しい姿を留めているんですね。
また、敵の侵入を防ぐため、橋の両側には塔が建てられました。旧市街側の塔は、ヨーロッパで最も美しいゴシックの橋塔といわれています。
現在のカレル橋には30体の聖人像が並び名物となっています。これは完成当初からあったものではなく、橋が処刑場として使われていたときに十字架が立てられたのがきっかけだと言われています。聖人像の中で一番有名なのはヤン・ネポムツキー像。足元のレリーフに触れると幸せになれると言われているんですよ。
さまざまな歴史に彩られたカレル橋。プラハを訪れる際はぜひ足を運んでみてくださいね。
文:sophia
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