アブ・シンベル神殿のここがすごい!
「世界遺産」が生まれたきっかけ
アブ・シンベル神殿はエジプトの南部にあるヌビア遺跡の一部です。この神殿の驚く所は、造られたのは紀元前1280年頃とはるか昔であるにも関わらず発見されたのが19世紀に入った1813年でした。全容が明らかになるまでさらに長い時間がかかり、1979年に世界遺産に登録されました。毎晩美しい音と光のショーが行われ、世界中の観光客を魅了しています。また、1年に2度だけ太陽の光の加減で一番奥にある御神体に光が当たり、それはもう美しいと言われています。
この神殿は、世界最大級の驚くほど大きな岩窟神殿で、この時代のファラオの王ラムセス2世によって造られたと言われています。長い長い時間埋もれていたにも関わらずキレイな形で残っていたのも奇跡的です。
アブ・シンベル神殿は、世界遺産ができるきっかけになった場所だと言われています。1960年代、ダム建設で水没の危機に合いますが、ユネスコの協力で世界中から神殿救済の活動が行われます。この活動がきっかけとなり、世界的遺産を守る目的で世界遺産が創設され、今に至ります。
文:るるるるん
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