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原裕菜

原裕菜のここがすごい!

彼女が描く少女たちは、柔らかい幻想の国に住んでいる

原裕菜さんは、1984年生まれの神奈川県出身のデザイナーです。東海大学教養学部芸術学科を卒業され、2013年よりフリーランスで活躍しておられます。

原さん自身、本がお好きのようで、文芸のお仕事が多いようです。原さんの手がけた小説の表紙に、2017年4月に発売された柚木麻子の『BUTTER』があります。他にも2014年7月に日本で発売された、アメリカの若手小説家カレン・ラッセルの『狼少女たちの聖ルーシー寮』などがあります。

この二冊の小説の世界観と原さんのイラストの世界観はどことなく類似しています。小説『BUTTER』は、梶井真奈子という、男から金を奪い、その後三件の殺人容疑で逮捕される女の物語です。そして短編集『狼少女たちの聖ルーシー寮』には、人間に矯正させられる狼少女や、ミノタウロスの父を持つ少年、幽霊の見えるゴーグルで死んだ妹を捜す兄弟など、コミカルでユニークな子供達が登場します。

そして原さんの描く少女、そして女性には、幻想的な世界からやってきたような、見る人に今朝の夢の続きを思い出させるような、そんな魅力があります。秘密や隠し事を持っているような少女、女性たちに思わず見とれてしまいます。

また、原さんは2016年に個展「Dancing in the light」を開いています。原さんの作品が額縁に収らられると、余白をたっぷりと使っていうことがわかります。まるで、幻想的な世界からやってきた人々が好きに踊れってもらえるように空間を残しておいてくれたようにも思えます。

不思議な世界観を持つ少女・女性を描く原裕菜さん。そんな原さんの活躍を今後も期待したいです。

文:青柳スミレ

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