山中俊治のここがすごい!
工学と芸術の間をいくデザイン
山中俊治は日本を代表するインダストリアルデザイナーで、ロボットのデザインなども数多く手がけています。彼の作品は腕時計などの日常に使用するものから工業製品などの大規模なものに至るまで、独特のスタイリッシュさに溢れています。
代表的作品のセイコーとイッセイミヤケがコラボした腕時計「OVO」は、卵をイメージした丸みのあるフォルムが特徴です。機能的で近未来的であるのにどこかレトロさも感じさせる不思議な質感のデザインは、彼の持つ世界観をわかりやすい形で表現しています。機能的であるのにスタイリッシュで、日常や暮らしをより上質なものに変えてくれます。
また、Suicaの改札機をデザインしたことでも広く知られるデザイナーです。Suicaカードをタッチし通過する改札機は、誰にでもわかりやすく、その上見た目もスタイリッシュです。この改札機は電車で通勤通学をする人々の日常をさりげなく、そして大きく変えたことでしょう。
文:あやぱみゅ
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