川崎和男のここがすごい!
「手でデザインする」ことにより未来をつくる、川崎和男
川崎和男はインテリア、コンピュータ、ロボット、家庭用原子力発電機からメガネ、タワシにいたるまであらゆるジャンルを手掛けるデザイナーです。彼自身が交通事故によって車イス生活を送っている「身体障害者1級」であり、また「心臓障害1級」でもあることから、車椅子や人工臓器のデザインも手掛けています。どれもがスマートなデザインでありながら機能性も十分に保っており、産業的・商業的な枠を越えたデザインの可能性を感じさせます。そして、川崎和男は最先端の技術を駆使しながら、あくまでも「手でデザインする」ことの価値を主張しています。その結果として「作り手」と「使い手」どちらも満足できるものが生み出されているのではないでしょうか。また、彼はデザインだけではなく医療機器の研究や論文作成を行い、医学系の公演も数多く行っています。その活動が認められ医学分野での学位博士を取得したという異色の経歴の持ち主でもありますが、それらにおける国際的な活動により「世界が尊敬する日本人100」にも選ばれています。デザインが医療分野を変え、やがて多くの人を幸せにすることができる、川崎和男のデザインにはそんな未来をつくる力があるように思われます。
文:キャッチリバー
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