ハラルド・ソールベリの作品紹介
「北の花畑」
10年ほど前に徳島にある大塚国際美術館を訪れた時、一目で大好きになった絵画がソールベリの「北の花畑」です。現在はノルウェーのオスロ国立美術館に所蔵されています。この作品は、地面いっぱいに白く美しい花がリアルに、かつ細かく描かれている美しい風景画です。周囲に描かれている緑や淡い青空がより白い花を引き立たせていて、この絵画の中に行きたいと思わせてくれる1枚です。
「北の花畑」の作者、ハラルド・ソールベリは、ノルウェー出身の新ロマン派として世界中に知られている画家です。65歳で亡くなるまでに数々の優れた作品をこの世に残しています。特に写真かと思うほど美しい風景画を描く画家として有名です。
この「北の花畑」は、ソールベリが自然をこよなく愛していた事がちょっと見ただけで伝わってくる、美しくそして温かい作品です。私は、美術が好きでその中でも特に風景画を見るのが大好きなのですが、そんな私が一目で惹かれたのがこの作品です。絨毯のように真っ白く敷き詰められた可愛い花は幻想的な雰囲気すら感じる事ができる美しさです。「こんな世界で、ずっとゆっくりと暮らしていけたらいいな」と思わせてくれるどこまでも優しい絵画で、いつまでも見ていられます。
文:るるるるん
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