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フランツ・フォン・シュトゥック

フランツ・フォン・シュトゥックのここがすごい!

ドイツに煌めいた妖しい象徴派の画家フランツ・フォン・シュトゥック

フランツ・フォン・シュトゥックの絵画は、サロメやスフィンクスなど、神話から着想を得たものが多くあります。寓意的な絵画、宗教画、肖像画。幻想的で妖しい魅力に満ちた彼の絵画の中の女性たちは、どこか現実離れしていて、この世のものとは思えないような雰囲気をたたえています。
同時代に起こった象徴派という芸術のムーブメントには、文学、詩、絵画、彫刻と様々な新しい芸術家たちを生みました。それぞれが、神秘的な幻想的な作品を残しています。
フランツ・フォン・シュトゥックが特徴的なのは、なぜだか生命力に溢れているため、いまにも絵画の中から現れて、こちらの手をとり妖しい世界へといざなっていくのではないかと思えます。神秘的なものは、どこか空想的で遠い世界のことのように感じるものですが、フランツ・フォン・シュトゥックの絵画となると、その神秘的な事柄や人物が、ぐいぐいとこちらに迫ってくるような印象を受けるのです。その点では、どこか現代的というか、映画の世界により近い絵画のようにも感じます。

豪華絢爛な現実離れしたイメージの奔流の中に、いまここにいる自分自身の立ち位置さえも忘れて、没入させてくれる数少ない画家。それがフランツ・フォン・シュトゥックなのだと思います。

文:下野奈津子

サロメ

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