キース・ヴァン・ドンゲンのここがすごい!
鮮やかな色彩の中に官能的な色を持つ画家
キース・ヴァン・ドンゲンはオランダの画家で、その鮮やかで大胆な色彩からその作風は、フォーヴィスムの影響を受けたものであるとされていました。
フォーヴィスムは、感覚を大切にした手法で、芸術家の感情や主張、内面世界などを表現するために鮮やかな色彩を自由奔放に使用したものです。
フォーヴィスムの画家として知られている中には、アンリ・マティスやアンドレ・ドランらがいます。
ドンゲンの作品もまた、ドランやマティスなどの他のフォーヴィスムの画家たちと同じように、鮮やかで大胆な色彩によって表現されています。
女性を描くことが多く、カラフルな衣装に身を包んだ物憂げな瞳をした女性の肖像画が印象的です。そのアンニュイな表情と気だるい雰囲気は官能的でもあります。
豊かで鮮やかな色彩の中に、どこか官能的なニュアンスのあるドンゲンの肖像画は、当時の人々にも好評で、肖像画家としての名声を手にすることに成功します。
どこか現代アートのようなモダンな雰囲気を醸し出している、独特のニュアンスのある肖像画は、日本の絵画にも大きな影響を与えました。
フォーヴィスム画家たちの作風や手法は日本の近代絵画にも多大な影響を与え、現在でも多くの作品にその流れが受け継がれています。
文:あやぱみゅ
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