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ピエト・モンドリアン

ピエト・モンドリアンのここがすごい!

ファッショナブルな先駆的デザイン

赤・青・黄のコンポジション

今では美術館に行っても、意味をなさないような色と図形のデザインを主題とするような作品も多くなった。しかしこのような作品が登場し始めた時代の作品はしっかりと見たことはあるだろうか。

ユビズムやゼゼッションと言われた芸術運動の中心にあった、ピート・モンドリアンの「コンポジション」シリーズはその代表格である。この作品群は、全て赤、青、黄、黒、白のみを使ってキャンバス全体をデザインすることが主題で非常にシンプルである。
しかしながらこの作品の素晴らしさは、何よりもシンプルで、作品の背景にある時代背景を知らずとも、かっこいい、ファッショナブルだと感じることのできる極めて直接的な表現スタイルによるものである。そのため今でもこのデザインを用いて、洋服やアクセサリーのデザインに用いられることがある。

歴史的にモンドリアンの時代は、カンデンスキー、マレーヴィチを始めとする抽象画家らが登場した初期の時代である。この抽象画の古典である作品群は、19世紀末から20世紀に登場した。モンドリアンやカンデンスキーはこの時代の中でも特に人気があり、日本の大塚美術館にも複製画が展示されているほか、日本で回顧展などもよく行われている。デザインに興味のある人、勉強する人は一度はチェックしたい作家である。

文:マカロニ

モンドリアンが示すその先の絵画

ピエト・モンドリアンの代表作 『ブロードウェイ・ブギウギ』
きっちり引かれた線は知的でデザイン美を感じさせ、淀みのない色合いはあるべき所で輝いています。
まるでビル街のネオンのきらめきのようにも見え、オシャレという言葉がぴったりです。

驚くかもしれませんがこれも絵画なんです。
作者モンドリアンは初めは緻密で写実的な絵を描いていたのですがキュビスムの作品を見て感動を受けたといいます。
それからピカソらの理論を踏まえこの抽象的な画面構成に至ったのです。

カンディンスキーなどの抽象作家が出てきたのもこの頃で、よく比べる対象に挙がります。

今までの作家はあくまで描く物の断片を残していたの対し、モンドリアンは四角などの純粋造形を使い、何を表しているかわからないほど単純な画面を作っていきました。

その画面構成は物の概念と遠近が消え去り線と色だけ、なおかつ美しさを保つという芸術家ならではの追求から来たものです。

今の時代でも受け入れられそうなデザインセンスは昔の作品とは思えません、現在衣類にも絵が使われてるそうです。

しかしこういった作品を描き始めた頃にはあまり理解されず、一般的な絵を売って生活していたと言います。

その情熱はキュビスムの先へ進むことから始まり、当時の絵画の発達、戦争などの時代背景を考えると、モンドリアンの未来を望む姿勢が浮き出てくる気がします。

文:みみみみみ

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