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狩野派の写生画について

狩野派の写生画についてのここがすごい!

江戸の御用絵師

江戸の御用絵師といえば、狩野派一族でしょう。将軍の御用絵師を代々勤め、数々のお城の襖絵を担当しています。そんなきらびやかな絵ばかりがクローズアップされますが、襖絵や屏風絵を手がけるまでに練習としていた写生画が残っています。そんな練習台の絵も魅力的です。

中でも江戸時代では珍しい輸入されてきた動物の写生画があります。そこには今の画家と同じように、物を忠実に描くことに注力している様子が見て取れます。

一方屏風絵には虎がよく描かれていますが、当時日本には虎がいなかったので輸入されてきた虎の毛皮や猫から想像して描いたと言われています。そのため、屏風絵の虎がどこか猫に見えたり、イビツさが感じ取れます。しかし、私はそういうところが可愛らしく思えます。将軍に仕える絵師で、元々絵の才能がある人でも地道な努力を重ねていたのがわかるからです。

さらに、物を写生することによって描き方を学び、流派の存続を試みていたのです。さすが代々御用絵師を務める一族であり、そのようなシステムを確率していたのかと尊敬します。

これからは屏風絵だけではなく、動植物や魚介などを写生した絵画も注目され、狩野派のもう一つの顔が世間に広まることを楽しみにしています。

文:アプリコット

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