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酒井ゆうじ

酒井ゆうじのここがすごい!

抜群の表現感!怪獣造形のスペシャリスト!

酒井ゆうじ氏の代表作品群として挙げられるのは、間違いなく「ゴジラ」でしょう。
彼はゴジラ造形のスペシャリストです。長年、ゴジラファンとして生きていた私にとって彼の作品群は宝も同然です(笑)。
90年代以降より、ゴジラに関わる仕事を続ける彼のもっとも秀でている部分としては、何よりも怪獣の皮膚の表現でしょう。無垢の状態の雛形を一から手作業で色を塗り重ねていきます。おもちゃ屋さんで売っているようなソフビ人形よりも凹凸が激しく、全体にわたって造形的な妥協点がない雛形を一つの隙間も逃すことなく筆を入れています。その結果、単調な模様にならない皮膚を表現することができ、劇中の怪獣たちを、実際に動き出しそうな段階まで仕上げることが可能なのではないでしょうか。
ほとんどのゴジラキットで黒を基調とした怪獣の皮膚に複数の赤や青を塗り重ね、眼球や口内も細かく再現しているのが特徴的ですが、同じ表現になることなく、色の波長を使い分けているところは流石は酒井ゆうじといったところです。
酒井ゆうじ氏の名言「怪獣は、かっこいいか悪いか、それが全て」という言葉から、彼の怪獣に対する熱意が伝わります。
ゴジラキットの開発者として、あらゆる怪獣の可動特性や戦い方(暴れ方)まどを頭の中に詰め込み、一体一体に真剣に抜きあっているからこそ表現できる細かな表現だと思われます。
2017年現在、彼を超える怪獣の表現者は未だ出てきておりません。
その登場は、ゴジラを超える作品が出現した時であると私は考えます。
それほど、ゴジラの表現師として大きな実力を持つ彼は、これからどのような怪獣造形を行っていくのか楽しみな部分です。

文:H.hdk

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