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シャルル=フランソワ・ドービニー

シャルル=フランソワ・ドービニーのここがすごい!

空と水を愛し、自然の中で描き続けた風景画家ドービニー

シャルル=フランソワ・ドービニーはフランスのバルビゾン派と呼ばれる画家のひとりです。
バルビゾン派とは、当時主流だった宗教的、創造的な絵画ではなく、自然の中にイーゼルを立て、自然の美しさをそのまま描くという制作方法をとった絵画の一派です。

風景画家であった父に幼い頃から絵の手ほどきを受けたドービニーは、各地を旅し芸術を学ぶ中で、自然を真近で観察し、ありのままに描くというスタイルを確立していきました。
特に水に対する思い入れは深く、40歳の時には、より近くで水面を観察するため小舟の上に小屋を建て、そこをアトリエとして制作を続けたほどでした。
そんな彼の作品を、劇作家のテオフィル・ゴーティエは「まるで自然を切り取って、そのまま額縁をつけたようだ」と評しました。
水とともに魅力的なのが空の表現です。よく晴れた青空、夕焼け、どんよりとした曇り空…そのどれもが吸い込まれそうなほどに美しく、絵の向こうの空気までも伝わってくるようです。

また、ドービニーは51歳からサロンで審査委員を務め、当時無名だったモネ、ピサロ、ドガ、シスレーなどを高く評価し、バルビゾン派から印象派への流れを後押しした人物でもあります。
印象派の陰に隠れてしまいがちなバルビゾン派ですが、自然を愛し、自然の中で描かれた作品たちは、時代を超えて私たちの心に深く染み渡り、自然こそが芸術であるということを伝えてくれます。

文:みち。

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