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ルーカス・クラナッハ

ルーカス・クラナッハのここがすごい!

妖艶で歪な女たちの、つめたい誘惑

クラナッハは、今から約500年前にドイツで活躍した画家です。
日本ではあまり有名ではありませんでしたが、最近、国立西洋美術館で大々的に企画展が催されたので、知っている方も多いのではないでしょうか。

1472年にドイツで生まれたクラナッハ。流派としては、北方ルネサンスに分類される画家です。同時期に活躍した画家としてアルブレヒト・デューラーがいます。日本では、デューラーのほうが知名度は高いかもしれませんね。

『マルティン・ルターの肖像』

さて、クラナッハは天性の才能をメキメキと伸ばしていき、やがてザクセン選帝侯フリードリヒに仕える宮廷画家となります。彼は沢山の人の肖像画を描き、人気を博しました。また、1520年ごろに、宗教改革を行ったマルティン・ルターと出会い、彼の肖像画もたくさん描きました。歴史の教科書に載っている、背景が水色のルターの肖像はクラナッハが描いたものです。

その後、彼は肖像画や宗教画だけではなく、幻想的な神話を基にした裸婦像や女性像をたくさん描いていきます。
実は、女性像こそがクラナッハの真骨頂。
彼の描く女性の顔は、つり目で、唇がツンとしており、不気味な微笑みを浮かべています。身体はどことなく歪んでおり、異常な撫で肩に、細長い手足、そしておかしな形をした乳房…。この特徴は、彼の描いた「ヴィーナス像」にハッキリと表れています。言葉にするとエキセントリックですが、絵から漂う雰囲気は何とも妖艶で、不思議な魅力を醸し出しています。人を惑わせる悪女、魔女…まさにそんな単語がぴったりな彼女たち。

綺麗なだけの女性を描く画家なら数えきれないほどいますが、ここまでエロティックな部分にフォーカスをあてた絵画が、果たして他にあるのでしょうか。しかも、かなり表現に関して厳しい時代を生きた人です。逆に、その背徳感が彼の創作意欲を掻き立てたのかもしれません。刺激が足りない日々を過ごしている方は、是非クラナッハの絵を見てみてくださいね。

文:Spacedog

ルーカス・クラナッハの作品紹介

エデンの園「楽園」はとにかく美しいとしか言いようがない絵画です。


ルーカス・クラナッハの「楽園」は、まさにタイトル通りとても美しい、見ているだけで幸せになる作品です。現在はウィーン美術館で見る事ができます。私は美術関係の本でこの作品を知りましたが、あまりの美しさに心惹かれ、しばらく色々考えているうちにあっという間に何十分もたっていて後から驚いた事を覚えています。私は美術が本当に大好きですが、その中でも特に心の残っている作品です。

ルーカス・クラナッハは、1472年にドイツで生まれた画家です。特に魅惑的で官能的な裸体画は、妖しくもどこか冷たさを感じるという事でヨーロッパで人気を博していました。あの宗教改革で有名なルターとも知り合いだったので、宗教画を多く描いていました。ヴィーナスやアダムとイヴ等数々の優れた作品を後世に残し、そのクラナッハ独特の魅力的な裸体画は今もなお多くの人を虜にしています。

この「楽園」は、一枚の絵の中に様々なストーリーがあります。アダムとイヴが描かれており、未だに謎が残されている絵画の一つです。ですが、個人で見るならどんなストーリーを考えるのも自由です。この自由なところが私は大好きです。もちろん、きちんとした解説を見ながら楽しむのも「楽園」の魅力です。自由な部分と作品の意味を知りながらきちんと見るという二通りの楽しみがあるのが「楽園」の最大の魅力だと思います。

文:るるるるん

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