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マリー・スティルマン

マリー・スティルマンの作品紹介

想像力がかきたてられる絵画「メッセール・アンサルドの魔法の庭」

花が咲き乱れる春爛漫の庭。幸せな表情が似合う場面なのに、女性たちの顔は戸惑い気味です。さらに背後には雪景色も見えます。何やら物語が秘められていそうな絵ですよね。

この作品は、 マリー・スティルマンの 「メッセール・アンサルドの魔法の庭」。ボッカチオの「デカメロン」の一篇をモチーフにしています。

アンサルドという男性に求愛された既婚女性ディアノーラは、アンサルドを退けるために「真冬の庭に花を咲かせる」という無理難題をふっかけ、「実現できたら彼を受け入れる」と約束します。すると、アンサルドは魔法使いを雇い、花を咲かせてしまうのです。

作者のマリー・スティルマンは19世紀後半のイギリスの画家。ラファエル前派のバーン・ジョーンズやロセッティと親交があり、画家として影響を受けるとともに、その美貌から彼らのモデルにもなりました。結婚後はイタリアに移住。イタリアの主題や文化を作品に取り入れていきます。

「メッセール・アンサルドの魔法の庭」はそんな彼女らしさが発揮された作品。ラファエル前派風の美しい色彩と細やかな筆で、イタリアの詩人ボッカチオの「デカメロン」を描きました。

このあとディアノーラはどうなるのか? 描かれた物語を知ると、その後も気になりますよね。

ディアノーラはアンサルドとの約束を夫に告白し、夫は約束は果たさなければいけないと告げます。そんな夫の態度に自分のよこしまな心を恥じたアンサルドは約束を反故にし、ハッピーエンドに終わります。

文:sophia

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