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セヴェリーノ・アルティオリ

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セヴェリーノ・アルティオリのここがすごい!

未来永劫の錆びない真のデザイン靴

1945年セヴェリーノ・アルティオリその人によってミラノに創業したのがブランドストーリーの始まりです。

12歳の頃には既に靴職人としての技術を十分に身に付けた彼は、道具一式を揃えてレディース注文靴の仕立屋を開業します。
20歳の時に、靴工場として高名だったゼニス社就職のため1年間の兵役を終え育った街 であるフェラーラへと戻ります。当時は注文靴が主流だったため、既製靴工場では才能ある技術者を必要としていました。数ヵ月で生産部門責任者となった『セヴェリーノ』の名は業界に瞬く間に広がります。

また、軽く、しなやかで美しい靴を求めた結果、氏が出した答えがマッケイ製法でした。以来アルティオリはマッケイ製法を得意としており、細かい部分でもステッチを内側から縫い、ステッチが外から見えないようにするなど細かな配慮にも余念がなく、爪先はチゼルトゥとよばれる細く鋭角的なライン、ワイズは細く、ロングノーズのデザインを基本としています。

真にデザインされたものとは、決して1シーズンで消えてしまう陳腐なものではないという信念と一度履いたら他社の靴は履けないほど忘れられない履き心地を提供するのに妨げのない素材を厳選しています。例えば、薄く柔らかくキメが細かいキッドスキンを使用した代表作『ストレートチップ』はアッパーの曲線美、トゥスプリングの低さが上品でドレッシーな印象を与えてくれます。トゥの形状が他の靴と比較して反りが少ないのは、歩行の際に足を蹴り上げた時にトゥは少し反っていた方が推進力がつきやすいという観点からです。また、華奢な見た目ですが入念な手入れと愛情で驚くほど耐久性がアップする点もアルティオリの靴の特徴です。

クラフトマンシップを大切にするアルティオリには、他社製ブランド靴のような派手さはないですが確固たる品質が保証されています。

文:坊ちゃん

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