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アルフレッド・シスレー

アルフレッド・シスレーのここがすごい!

心が癒される優しい絵

大学生の時に訪れたパリのオルセー美術館で初めて出会ったアルフレッド・シスレー。
日本で印象派の絵画と言えば、モネやマネ、ルノワール、セザンヌでしょうか。私は、シスレーの絵が一番好きです。優しくも多彩な色使いに、時々ちょっと悲しくなる気持ちを呼び起こすシスレーの風景画。名だたる印象派の作家たちと比べ、あまり「俺が!俺が!」という感じはありません。
シスレーはお金持ちのボンボンだったそうですから、もしかしたら絵と同様にふんわりした優しい方だったのかもしれません。

ルーヴシエンヌの庭 – 雪の効果

また、シスレーは光の美しい春や夏の絵も素晴らしいのですが、雪積もった冬の風景画が特に素晴らしいです。建物の中では、貧しくとも家族が団欒しているのかなと思わせてくれます。風景画が多く、その風景画の中でも人が描かれていることが少ないのですが、絵を見ているとそこに住んでいる人の生活が心に浮かんでくる作家です。

初めて彼の絵を見た時、私は他の絵を見ては、彼の絵に戻ってきてかれこれ1時間以上見ていました。本当に何時間でも眺めていられる穏やかで美しく優しい絵を描くシスレー。そして、大学生の私はあまりお金がなくてシスレーのポストカードが買えなかった悔しい思い出(苦笑)

文:笹の葉さらさら

「アルジャントゥイユのセーヌ河」は、穏やかな気持ちになる事ができる素敵な絵画です。

『アルジャントゥイユのセーヌ河』

アルフレッド・シスレーの「アルジャントゥイユのセーヌ河」は、これぞ風景画の美の極致と言えるほど美しい絵画です。この絵画に描かれているのは、1870年代のセーヌ河の様子です。ヨットで河の上でのんびりしている人や川辺で河やヨットを見ている人等当時のセーヌ河の様子が写真の様に、かつ美術の趣を残しつつしっかりと描かれています。

この絵画では左側の河は何も映っていない河そのものの美しさを、そして右側は家等建物が映っている様子が驚くほど詳細かつ繊細に、そして美しく描かれています。人はハッキリと映っていませんが、人々が平和な時間をすごしている事がしっかりと伝わってきます。

アルフレッド・シスレーは、1839年にパリで生まれた画家です。信じられない事に、彼の絵は生前あまり売れなかったと言われています。しかも評価されたのはかなり晩年の事だそうで、穏やかで優しいシスレーの絵が大好きな私にとって不思議な気持ちでいっぱいです。
この絵画を始め、シスレーの風景画には穏やかな雰囲気に包まれています。見ている人を安心させる力があると思っています。シスレーは穏健な性格だったと言われていますが、穏健でないとこの優しい画風は出せないと思います。

文:るるるるん

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