小野塚秋良のここがすごい!
シンプルなのに目を引く時計
毎日のように愛用している腕時計がありました。それまで、腕時計は、はめたことがなくて、実はそこまで気に入るデザインもなかったためです。でも、この製品を見つけてはめたくなって買いました。それが、CABANE de ZUCCa(カバンドズッカ)のチューインガム。
一番有名なものはシリコンゴムのベルトでできていてカラフルです。それは、なんとなくチャリティーブレスのような雰囲気。毎日つけていても違和感のない軽さがいいなと思いました。ただ、シリコンゴムだと少し安っぽさも否めなかったので、レザーベルトタイプを愛用していました。
チューインガムは「チューインガムのように親しみやすく、時間という束縛からも解放してくれる」意味を込めての名前のようです。レザーベルトの時計は、まるでブレスレットやバングルのようにつけていられて、時計ほど重くなく、大きくなく、手軽です。その分、文字盤が小さいデメリットはあるものの、それまでは時計をしてこなかったので不便はありません。私は手もそこまで大きくないので、この小ささや軽さ、つけても違和感がないのが気に入っていて、ずっとつけていました。結婚後は時間を気にする必要もなくはめていないものの、今でも飽きないデザインです。
ZUCCaのデザイナー、小野塚秋良さんは2010年に退任してしまったと聞きました。CABANE de ZUCCaの製品にも、”攻めてる”デザインの動物をモチーフにした時計もあり、そういった世界感は理解しがたい部分もあります。ですが、チューインガムのような一見普通にみえて、実はどこにもないデザインの時計は、今、探してもないような気がします。
文:KIKO
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