東京スカイツリーの基本情報
新電波塔は、光と環境アートの象徴
国内外の電波塔のなかでも設計年代が新しいモノは、当初より、電波塔としての機能、展望台としてのデザイン、その他社会活動に必要な機能割り当てや組込と拡張性確保など以外にも、市中に溶け込んで、ヒトの目を惹きつけ、観光のアイコンや癒しなどを提供するライトアップなどによる美しさを計算されているものが多くなっています。
2000年以降に設計されていると言われている、タワーの中でも、東京スカイツリーはとくに光による時間のシグナルや、ライトアップによる奥行き感等で観光客のみならず町行く人を楽しませてくれるいろいろなアイディアも盛り込み、日中光の下でも、鮮やかに、季節を問わず美しい陰影を見せてくれる、計算しつくされた角度の連なりから形作られています。
元々が埋立地や、工場エリア、水路などを近くにもつ地域に新造された電波塔で、近年の建築物高層化などに影響を受けない、絶対的な高さ制限などをうけた、非常に難しい条件のある中で、地域の産業や町工場ほかの歴史にも倣った絶妙の素材使いを見せています。
外観は日本刀のそりやむくりの曲線を生かし、植物にも倣った上部に行くに従っての断面形状の変化を組み込みつつ、材料としては鋼管を使用し、複雑な角度での組み合わせで、耐震性や横風に強い構造を生んでおり、世界でもまれにみる複雑な自立式鉄塔の1つでもあります。
このツリー建設に伴い、塗料や、ライトアップなどの色に対する検討などが多く行われ、建築物などをもとより、オブジェクションマッピングなどまで光を多用しての社会藝術についての話題提供や各企業による光アートの様々な導入など、文化的にもそのデザインや建設と運用が様々な話題を提供しました。
文:AEIOU
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