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竹久夢二

黒船屋

竹久夢二のここがすごい!

大正ロマンを代表する美人画作家と言えば竹久夢二!

1884年岡山県生まれの竹久夢二は大正ロマンを代表する美人画の画家です。
彼の作品は「夢二式美人画」と呼ばれ、代表作品としては「黒船屋」や「女十題」などがあげられます。
作品は絵葉書や水彩画から油彩画や日本画にまで渡ります。

特に「黒船屋」は彼の生涯の愛に繋がる作品で、作家の人生そのものとも言えるでしょう。
また作品自体も美術の教科書などに掲載され、誰もが一度は見たことがある作品でしょう。
黒猫を抱いたどこか妖艶な美しさを醸し出す和服姿の美女は本当にうっとりと見入ってしまう美しさです。
縦長に描かれたスタイルがなんとも独特な雰囲気を醸し出しています。

気になるこの絵画のモデルには諸説あるようです。
夢二の恋人であった彦乃、またはお葉だったのではないかと言われています。
どちらにしても夢二は愛する人を思い、この絵画を描いたのです。
そんな夢二の思いは、美女が胸に抱く黒猫を彼自身としてとらえさせることも出来るでしょう。

現在夢二の最高傑作である「黒船屋」は毎年9月に一般公開がされています。
公開期間は短く、夢二の誕生日に合わせた2週間のみとなっています。
大正時代から現代にまで続く、永遠の愛の形をぜひ自分自身の目で確かめてみて下さい!

文:廣瀬花

日本の美術の新しい可能性を切り開いた作家

竹久夢二は、日本画家であり、数多くの美人画を残したことで有名ですが、詩人としての活動も行っており、幅広い分野にわたって独創的な作品を数多く生み出しました。夢二の描く美人画は独自の美意識に溢れていて、その作風は「夢二式美人画」と呼ばれていました。女性の美しさを表現した作家でしたが、実生活でも多くの浮名を流したことでも有名で、絵のモデルとなっていたお葉や、妻である、たまきとの物語は、竹久夢二の作品のあちこちに断片として登場しています。
芸術作品だけでなく大衆文化に根付いた作品も、竹久夢二は数多く手がけています。子供向けの雑誌の挿絵であったり、その他広告のデザインを手がけ、商業的な成功も収めました。その時代の文化であった大正ロマンを代表する、独特の雰囲気をもつイラストやデザインは、大衆の心をつかみ、日本の芸術や美術の新しい可能性を切り開きました。広告や宣伝と一体となった商業美術がまだはっきりとは形作られていなかった時代に、その先駆けとして、竹久夢二の作品は大衆の心に浸透していきました。芸術は一部の人だけの特別なものではなく、生活に根付いた大衆文化として人々に受け入れられること、また商業的な新しい側面を持っていることを証明したのです。

文:あやぱみゅ

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