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ティントレット

ティントレットの作品紹介

「天の川の起源」はミルキーウェイの意味が一目で分かる素晴らしい絵画です。

ティツィアーノの「天の川の起源」は、天の川がミルキーウェイと呼ばれている理由が一目で分かる傑作です。
私は神話に関する絵画を見るのが大好きで、この絵画を初めて本で見た時「何て美しいのだろう」ととても幸せな気持ちになりました。

この絵画に出てくる赤子は、日本でも有名なヘラクレスです。ヘラクレスはギリシア神話に出てくる英雄です。非常に力が強く、様々な逸話が残っています。
この絵画では女神ヘラの乳を力強く吸っている姿から赤子の時から驚くほど力が強かったという事が分かります。あまりに力強く乳を吸ったので乳がこぼれてしまい、それが天の川となります。なので、天の川は英語でミルキーウェイと呼ばれるようになったのです。天の川がミルキーウェイと英語で言われている理由を初めてこの絵画で知った時、私は「ギリシア神話はなんて壮大で美しいのだろう」と感激しました。

この絵画でヘラクレスに乳を吸わせている女性はヘラです。ヘラはギリシア神話最高の女神で、あのゼウスの妻です。そしてヘラクレスはゼウスが不倫をしてできた子どもです。ヘラはそれを知らずに捨てられているヘラクレスを不憫に思い乳を吸わせているのです。もしもヘラがヘラクレスの事を夫が不倫してできた子どもだと知ってしまったらミルキーウェイはもちろん、この素晴らしい絵画は生まれていなかったかもしれません。そう考えると、まさに奇跡のような一枚だと私は思います。

文:るるるるん

大胆な絵の描き方が素晴らしい

「受胎告知」というタイトルの絵画は多くの画家に描かれていますが、ティントレットの描いた「受胎告知」はちょっと怖い画風です。ティントレットは16世紀ヴェネツィア派を代表する画家です。ヴェネツィア絵画は直接絵具で描き始めて、描いている途中でも構図や形などを自由に変えていくという描き方です。このような描き方をするティントレットの作品は大胆で、直感を頼りにイマジネーションのおもむくままに描くというところがとても素敵です。
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この「受胎告知」というタイトル通り、妊娠したことを告げにくる天使ガブリエルが天使の大群を引き連れてマリアのところに来るのですが、普通天使ならもっと緩やかに来ますよね、そして内容は受胎告知ですから神聖なことですよね、なのにバサバサッと飛んできていきなり窓からやってくるという構図がなんとも大胆で驚かされます。しかも神様の子供を身ごもったのに、こんないきなりな訪問でいいのかなとちょっと笑えます。マリアも身に覚えのない受胎でしかも神様の子供という事で、恐怖だけでなく、信じられないというおどろきを隠し切れない表情が見事に出ています。色使いも柔らかさや暖かさというよりは、ちょっと暗めなので、マリアの戸惑いを強く表しているような気がします。

文:mariko s

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