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クリスチャン・ラッセン

クリスチャン・ラッセンのここがすごい!

壮大な癒しの絵画作品

ラッセンの絵に出会ったのは、小学生の頃。母が買ってくれたパズルの絵がラッセンの絵だった。
ラッセンは色んなものとコラボしているのですが、ディズニーとコラボもしており、ミッキーミニーが夕焼けのビーチで散歩している作品などはよく見かけると思います。
私が最初に見たのも、ミッキーミニーが腕を絡め合い、夕焼けのうつるビーチで花火を見ている作品。もちろん、ラッセンの作品では有名なイルカも登場している。

ラッセンの作品で、みなさんが1番に思うのはやっぱり「癒し」。
彼の作品には、生命の偉大さ素晴らしさを感じる事ができます。
今にも動き出しそうなイルカや魚達。
まるで話しかけてきているようなイルカまで。波にいたっては、月明かりや太陽の光を反射していたり、吸い込んでなんともいえない色合いだったり。ラッセンの描く、海の絵はとても神秘的で、見れば見るほど癒されていくのがわかります。
彼の海の絵がなぜこんなに人を引き寄せる力があるのか。彼はハワイで育ち海が大好きだったそうです。きっとそんな彼だから、こんなに美しく書けるのでしょう。
しかし時には、恐ろしさを感じる海の絵もあります。彼の作品のシンボルでもある、生き物達はおらず薄暗い雲と灰色に近いような海。今にものみこまれそうな波。
私はラッセンは癒しの絵ばかりかと思っていたので、びっくりしましたが、この作品はこの作品で彼だからわかる、海の美しさと凶暴さを描いているんだなと思いました。

文:けいまぁ

繊細に表現された幻想的な世界

ラッセンの絵を初めて見たのは友人にもらったカレンダーがきっかけでした。そのありそうで無い世界観に一瞬で目が奪われました。
一見写真のような綺麗な絵なのに実はグラフィックを使った繊細な絵だったのです。

青を基調とした絵が多く、海をテーマの絵を主にした画家です。イルカやシャチを主役にして、月明かりや、海の底のカラフルな熱帯魚、透明な揺れる波がなんとも神話のような世界を描き出しています。何時間でも眺めていられるくらい、水しぶきの一つ、珊瑚の枝一本まで本当に丁寧に描かれているのです。
そしてこの画家に注目しているのは、絵の綺麗さだけではありません。

ラッセンのテーマの一つに、海の大自然の素晴らしさや美しさを伝えることで、自然保護への意識を高めることです。こんなに雄大な美しい風景を生み出す海の可能性に改めて思いを馳せながら絵を見ることで、少しは自分たちの自然に対する侮りを反省させてくれます。

ラッセンの絵では若干イルカやシャチが擬人化されているように見えるきらいもありますから、実際にその絵のような風景があるかどうかは別として、素晴らしいイマジネーションによる絵は、どう頑張っても自然が人間に潰されることはないのだなと、無限の可能性を思い出させます。

ただ芸術としての表現だけでなく、画家の持つ人生のテーマが見える作品というのは、見るものに二重の感じ方を与えられて、とてもすごいものだと思うのです。
ぜひラッセンの絵を見ると同時に、自然についても考えて見てください。美しい自然の写真を探して見るのもいいでしょう。自然の美しさを知るからこそ、それを守ろうとできるのです。
一度、ラッセンの世界観を感じて見てください!

文:ローズインブルーム

まるで写真のような美しさ

クリスチャンラッセンといえばイルカや美しい海の描写が素晴らしい画家です。
私はラッセンの絵を初めて見た時、鳥肌がたったのを今でも覚えています。
まるで本当に海の中に潜ったような臨場感、イルカの吐く泡や息遣いがまるで目の前で繰り広げられているような錯覚に落ち、心臓が高鳴りました。
その瑞々しい質感に、思わず絵に触れてしまいたくなったほどです。
なんと言ってもイルカの表情が愛らしく、思わず抱きしめたくなってしまうような魅力があります。
イルカの動きを切り取ったような構図もすばらしく、まるで生きているような躍動感はいつまで見ていても見飽きることがありません。
さらに海の描写はとても繊細で、キラキラと眩しい太陽のもとに輝く海、夕日が沈む瞬間を情緒たっぷりに表現した海、ロマンティックな月明かりに照らされた海など、海の色々な表情をどれも見事に描きあげてます。
最近ではジュエリーやディズニーともコラボを行っていて、正直どんな感じになるんだろうと気になって個展を見に行ったら、さすがの素晴らしい出来で驚きました。
イルカの可愛らしさとディズニーのキャラクターは違和感なくマッチしているし、本物のダイヤモンドジュエリーがあしらわれた額縁には錚々たる高級感が漂っていました。時代に囚われることなく挑戦し続ける画家、クリスチャンラッセン。これからも彼の新たな作品を応援し続けたいと思います。

文:としお

クリスチャン・ラッセンの作品紹介

その目はどこを見つめているの?「NESSAL」独特なタッチと色使い……透明であって温かみのあるラッセンの絵はついずっと見ていたくなる、惹き込まれる強い魅力があります

クリスチャン・ラッセンといえば、大体の人が一度は耳にした事がある画家。アメリカの代表的な画家のひとりで、今はハワイ・マウイ島で作品を作り上げています。主にイルカを中心にした作品が多く、空や海の青い色に特徴がある画家さんです。透明感があり、でもどこか温かみが感じられる。クリアで色鮮やか。とても美しい絵で、ずっと見ているとラッセンが描いている海に体ごと吸い込まれるような感覚に陥ります。

イルカを描いている作品は数多くあり、つがいや親子、数種類の熱帯魚と一緒に描かれているものもありますが、私が一番好きなのは「ネザルNESSAL」。
カンの良い人ならわかると思いますが、ラッセンLASSENを後ろから呼んだ名前がついている、ラッセン渾身の作品です。
名前の響きもキレイですが、「夜の海・満月・ネザル(イルカ)が一頭、海面から顔を出している」という、ごくシンプルな構図の絵なのに、静かに揺れる海面に顔を出すイルカの目に惹かれ、吸い込まれいつまでも見ていられる作品なのです。
イルカの目がどこを見つめているのか?何を見ているのか?何も見えていないのか?誰かに何かを訴えているのか?助けてほしいのか?自分を見てほしいのか?放っておいてほしいのか・・・。様々な事を考えさせられる、悲しいような優しさが宿る目をしているんです。

私はよく、自分が仕事に行き詰まった時や、恋愛に疲れた時にこの絵を見ます。とはいっても、一枚70万円以上もする絵なので買えません。ラッセン展でもらったポスターやインターネットで画像検索したものを見るだけですが・・・。
いつかは本物を手にしたいと思える作品です。
イルカの目はラッセンがどういう気持ちで書いたのか、その理由が知りたいと思います。絵は見るものに静かに語りかけてきます。心をキレイにしたい時、迷った時、自信を持ちたい時など、また「ネザルNESSAL」を見てみたいと思います。

文:chipooh0428

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