ソニア・リキエルのここがすごい!
ほんとの意味でセクシーな服!
今年(2016年)8月に亡くなった、通称ニットの女王ソニア・リキエルの服が大好きでした。特に初期(1970年代)のコレクションは画期的で魅力的。
彼女がデザイナーになったきっかけというのが「着たいマタニティ・ドレスが無かったから自分で作った。」という通りに、ソニアの服は個性的でありながら、どこか日常生活の延長線上にあるもの。
まさしく、ニットという普段使いの素材を、パリのオートクチュールに押し上げたデザイナーだと思います。
切りっぱなしのような裾や襟元。
軽やかで女性らしく、個性的であるけれど決してゴージャスではない。
そして何よりもセクシーなのです。
それも上等なセクシー。
彼女の作品が化粧品から子ども服にまで拡がっていったのは、まさしく必然。
特別ゴージャスではないけれど、よく見れば今まで見たことも考えた事もないような服。
それがソニア・リキエルの作品だと思います。
色彩の組み合わせと素材の編み方の多様性は秀逸です。
確か、当時はイタリアの工場でなければ制作出来ないのだと聞いていました。
何気ないように見えながらも、とんでもなく凝った編み方や縫製なのです。
服が本流ではありますが、ソニアの香水もまた素晴らしい!
これまで自分が愛用した香水のなかでも、ソニアの香水はぴか一でした。
ひと言でいえば、すごく上品なセクシー・アクセサリー。
彼女が亡くなった事が心から惜しまれます。
文:ポンプー
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