ジェームズ・ティソの作品紹介
ティソの「休日」は、人々のいきいきとした姿が描かれている絵画です。
私は、楽しそうに人々が休日を楽しんでいる姿が描かれているティソの「休日」が大好きです。自然に囲まれた場所で人々が楽しそうにティータイムをしている姿がリアルに、いきいきと描かれています。
「休日」の作者であるジェームズ・ティソは、1836年にフランス出身でジャポニズムを取り入れた事で有名な画家です。着物を身にまとい、日本の女性を意識した髪型の裸婦がこちらを真っ直ぐ見ている「浴室のラ・ジャポネーズ」は、ティソがジャポニズムに惹かれていた事がわかる絵画です。
ティソは、パリで1859年サロンに入選後イギリスへ渡り、そこで10年ほど滞在してフランスに帰国します。それからパレスチナで10年ほど過ごした後再びフランスへ帰り、65歳でその生涯を終えます。フランスの印象派であったドガとも交流があったと言われています。
この「休日」は1876年頃描かれた作品で、イギリスのあるティソの自宅で人々が休んでいる姿を描いたものです。当時の流行のファッションが細かく描かれており、オシャレで優雅、かつ上品な雰囲気が伝わってきます。また、ティーセットや食べ物も描かれており、当時の人が紅茶の本場イギリスでどのようなティータイムを過ごしていたのかもよく分かる、楽しい絵画です。
文:るるるるん
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