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マリー・ローランサン

マリー・ローランサンのここがすごい!

甘美なる女性だけの世界

当然ですが、世の中には様々な色があります。
赤、青、黄色といった色の名前だけではなく、それぞれの色の濃さ(トーン)によっても色は変わります。
同じ赤でも、色彩学でいうビビットカラー(冴えてはっきりした色)の赤と、ディープカラー(濃い色)の赤とでは、全く違って見えます。
1900年代のフランスに、ひたすら同じトーンの色だけを使って夢のような世界を描き続けた女流画家がいました。
マリー・ローランサン。

1900年も間近に迎えたフランスで私生児として生まれました。が、認知していないとはいえ裕福な父の援助もあり、上流階級の子女と同じ教育を受けて育ちました。
もっとも父はめったに家に来ることはなく、母と二人だけの世界で成長します。
そのことはマリーの芸術、そして人間性から恋愛傾向に至るまで深い影響を及ぼしました。

マリーが駆け出しの画家だった時代、同年代の仲間にはピカソやマティスがおり、彼らとも交流がありました…というよりは、たとえほかに恋人がいる画家であったとしても、男性画家たちの憧れの的であったのです。
この時代、パリを中心に様々な新しい芸術が生まれ始めました。
ピカソのキュピズムにはじまり、フォービズムも。
マリーは陶器の絵付け工から絵の世界に入り、卓越したデッサン力を身に着けていました。その力量を基盤に、様々な画風に挑戦します。

しかし、気付く時が来ます。
『男性的なものは私には合わない。女性的な優しくやわらかなものだけが私に自信を持たせる。』
やがてマリーは、その代名詞ともいえる淡い色彩(ペールトーン)だけを使った夢のような世界に没頭していきます。
主なモデルは思春期の少女。
依頼を受けた肖像画以外は、ほとんどが無垢な少女たちでした。
その絵からは、得意のデッサンも姿を消します。
抽象画ではなく、単純化。

人物の細かな部分の描写は省略し、ほぼ目と口だけ。体も同様に筋肉や骨格などを細かく書き込むことはなくなりました。
幼いころ、自分を溺愛した母と過ごした時間を、絵の中で取り戻すように。
ただただ、甘美な色彩で女性たちを主に描き続けた画家だったのです。

文:小椋 恵

素敵な洋館の昼下がりのランチとマリーローランサン

すごくその絵が好きでコレクションしている方の趣味の良さなどはその作家の雰囲気でお会いしたことがなくても何となくイメージできてしまいます。私がまだ関西に住んでいたとき関東ほど有名絵画の置いてある美術館や個人所蔵の美術品が置いてあるレストランなどはとても少ないのですが、すごくお気に入りの素敵な軽めのイタリアンの洋館レストランがありました。そのレストランはオーナーさんの趣味で主にシャガールとマリーローランサンのコレクションがたくさんその洋館レストランに飾ってありました。本当は宝石商であったオーナーさんの商談に使うためのレストランだったのですが一般に開放されたレストランで芦屋川まで足を運ぶだけの価値がある、ものすごくお気に入りのレストランになりました。本当に惜し気もなく洋館中に飾ってあって一階はレストランで二階はまるでゆっくり落ち着いて絵画を楽しめるようなサロンになっていました。ものすごく大作のマリーローランサンの”ユニコーン“が飾ってある二階でよくこんな素敵な時間が過ごせて幸せ〜って思ったりしました。お料理も美味しかったけど飾ってある貴重な個人所蔵のアートのコレクションの素晴らしさは格別でした。マリーローランサンの甘いムードの透明感のある女性的なロマンティックな画風の絵画は素敵な洋館での時間をいまだに思い出す経験でした。

文:まやにゃん

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