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ベルト・モリゾ

ベルト・モリゾの作品紹介

現代女性を励ます働く女性の先駆者たち「食堂にて」

キッチンの中央に立ち、強い視線でこちらを見つめる女性。身につけたエプロンや手にしたスプーンと器、周囲の雑然とした様子から、彼女が忙しく働いている最中だったことが伝わってきます。
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この作品 「食堂にて」を描いたのは、 ベルト・モリゾ。上流階級の女性が仕事を持つということがなかった時代に、画家を目指し、その夢を実現した女性です。

ベルト・モリゾは1841年にフランスの上流階級の家庭に生まれました。教養として美術を習う中で、画家になることを夢見るようになります。けれど、当時は上流階級の女性が働くことも、女性が画家になることも、ありえない時代。それでもベルトはあきらめず、ついにはカミーユ・コローの弟子となり、画家として歩きはじめます。さらに、印象派の先駆者エドゥアール・マネと出会い、大きな影響を受けていきます。

そんながベルトが好んで描いたのが、 誇りを持って働く自立した女性の姿でした。

「食堂にて」はその代表作。描かれているのは、ベルトの家のお手伝いさんです。
きりりとしたまなざしや立ち姿から、彼女が意思と誇りを持って働いていることが感じられます。

また、日差しの差し込む明るいキッチンは、彼女を生き生きと輝かせています。
働く女性だったベルトは、生き生きと働く女性の姿に共感したのでしょう。働く女性の姿を描くことで、働く女性を応援したいという思いもあったのかもしれません。
働く女性の先駆けだったベルト・モリゾ。 彼女の描いた「食堂にて」は、現代の働く女性である私たちをも明るく照らし、励ましてくれます。

文:sophia

現代女性も憧れる人生を画面に閉じ込めて

明るく優しい緑と花々に包まれて遊ぶ父と娘。見ている私たちまで幸せな気分になるような絵です。

この作品は、印象派の女流画家ベルト・モリゾが夫と娘を描いた「ブージヴァルの庭のウジェーヌ・マネと娘(田舎にて)」です。

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ベルト・モリゾは、 上流階級の女性が仕事を持つということも、女性が画家になるということも珍しかった時代に、画家になるという夢を実現しました。

今以上に女性は結婚し、子どもを産み、よき妻、よき母であることが求められていた時代。苦労やプレッシャーは並大抵のことではなかったでしょう。精神に由来する体調不良を起こすこともしばしばあったそうです。

苦しみながらも画家として活躍していたベルトでしたが、30歳を過ぎて結婚します。相手は尊敬する画家であり友人エドゥアール・マネの弟ウジェーヌです。

結婚後、ベルトの才能には磨きがかかります。筆づかいはより躍動的に、色使いはより大胆に、そして画風はよりあたたかになっていくのです。

その代表作が「ブージヴァルの庭のウジェーヌ・マネと娘(田舎にて)」です。生き生きとした筆づかいと色彩で描かれた花や緑。愛情あるタッチで描かれた父娘。引き込まれるほどの魅力と幸福あふれています。

苦労や努力の末とはいえ、仕事も家庭も手に入れ、両立し、さらに活躍する・・・現代女性も憧れてしまう人生が閉じ込められた作品です。

文:sophia

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