レイモンド・ローウィのここがすごい!
デザイン史に必ず出ています
デザインを語る上でこの人を外す事はできません。デザイン史に必ず出ているアメリカのデザイナー、レイモンド・ローウィ。最も象徴的なデザインは流線型の蒸気機関車で、誰でも一度は写真で見たことがあるのではないでしょうか。このストリームラインと呼ばれる形状は、自動車など様々なデザインに影響を及ぼしました。この事によって、デザインを単に外観の装飾ではなく性能と関係する重要な要素であると社会が認める様になったのです。現代でこそ、デザインは操作性や生産性に大きく関係すると理解されるようになった、その始まりと言えます。
レイモンド・ローウィは1893年フランスのパリで生まれます。日本はまだ明治時代、日清戦争の始まる前の年。ローウィはフランスで成人し1919年アメリカに渡ります。第一次世界大戦が終わった後の、活気あるニューヨークで本格的にデザインの仕事を始めます。その後のデザインは前述のペンシルバニア鉄道の機関車をはじめ、パッケージデザインやロゴタイプデザインなど数多くの業績を残しました。コカコーラのボトルも、変遷はあるもののレイモンド・ローウィがデザインしたものです。その幅広さは彼の著書「口紅から機関車まで」そのままです。知らないうちにレイモンド・ローウィがデザインしたものを見たり使ったりしている事も多いと思います。
文:まさひろ
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