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エドゥアール・ヴュイヤール

エドゥアール・ヴュイヤールの作品紹介

ナビ派、親密派、日本趣味・・何気ない風景をあたたかく描いた一枚「公園」

公園の日常的な風景が描かれた連作絵画。親しみやすい題材が日本画を思わせる描写で描かれていて、親しみが感じられます。
この作品は、 19-20世紀のフランスでナビ派や親密派として活躍したエドゥアール・ヴュイヤールの「公園」です。ナビ派の支援者だったタデ・ナタンソンの兄宅の食堂の装飾画として制作されました。
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もともとは9枚1組の作品でしたが、4枚は分散してしまい、「遊ぶ子供たち」「問いかけ」「乳母」「会話」「赤い傘」の5枚がフランスのオルセー美術館に所蔵されています。
走り回る子どもたち、保母たちに見守られて遊ぶ子ども、話をする母と幼い娘、おしゃべりに興じる女性たち、 日傘をさして散策する人。どこの公園でも見られるような日常の風景が描かれています。その色使いや構図、輪郭線を強調した平面的な描写には、日本画の影響が感じられます。
見ていると心があたたかくなるような公園の風景。この作品は、もともとは個人宅の食堂の装飾画として注文されたものでした。ヴュイヤールはそのことを意識して、 室内の調和を乱さない色調で心が和むような作品を描いたのでしょう。
また、 ヴュイヤールはのちに日常的な情景を愛をこめて描き「親密派」と呼ばれました。 そんなヴュイヤールだからこそ、公園の何気ない風景に目をとめ、あたたかく描くことができたのでしょう。

文:sophia

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