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ル・コルビュジエ

ル・コルビュジエのここがすごい!

普遍的な魅力

建築家ル・コルビュジエは近代建築の礎を築いた20世紀を代表する建築家です。「住宅は住むための機械である」という独自の思想を基に、様々な作品を残しました。日本で見られるものとしては、世界文化遺産に登録された国立西洋美術館が有名ですね。

ル・コルビュジエ作品の魅力はなんと言っても、その普遍的な美しさにあります。というのも、ル・コルビュジエはモデュロールという人体の寸法と黄金比から作った独自の基準寸法をその作品群に用いました。数学的な見地によって、計算し尽くされたバランスで設計されたル・コルビュジエ建築は、そんな理由から普遍的で、洗練された美しさを醸し出しているのかも知れません。

また、ル・コルビュジエは建造物だけでなく、時には絵画を描いたり、家具をデザインしたりもしました。その絵画はまるでピカソを思わせるようなものがあります。家具は家具でその造形の美しさに目を見張ります。特にLC2ソファと呼ばれるチェアは、美しさと快適さが両立する奇跡のような作品です。部屋に置いた瞬間、空間の雰囲気を一変させてしまうような、支配してしまうような、不思議なチェアです。

ル・コルビュジエはその天才的なセンスと多彩ぶりから、レオナルド・ダヴィンチとも比較される人物です。もっと日本でも知名度を上げるべき芸術家だと、私は思います。

文:はんしろう

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